もともと魚影の濃さでは定評のあった横浜・赤灯堤防に造られた施設だけに、約10年前のオープン当初はカサゴ、メバル、大型カレイが手軽に釣れると大いに沸いた。しかし今では、のんびりした釣り場へと変貌。また、堤防の上に造られた施設であるとい性格上、潮の具合によっては、イワシやアジなどが桟橋の片側でしか食わないという場面も多い。
とはいってもサビキ釣り、ヘチ釣り、投げ釣りといった多彩な釣りが楽しめる貴重な釣り場であることに変わりはない。 足下の堤防の継ぎ目を中心にヘチ釣りなどで探ると、下層?中層ではクロダイ、メバル、カサゴ、ウミタナゴが、上層ではフッコが竿を絞る。
投げ釣りでは、桟橋の周囲(足下から10?20メートル)には捨て石がある。冬場アイナメを狙うなら、その際辺りへ投げ入れる。その先にある砂地ではカレイやシロギスが楽しめる。とくに沖側がよく、良型も期待できる。
サビキ釣りはカタクチイワシが中心。例年4月の半ばごろから釣れはじめ、後半からは数釣りが楽しめる。食いが渋いときにはトリック仕掛けで臨みたい。アジの回遊も見られる。
みなとみらいやベイブリッジを一望し、晴れた日には富士山も見える桟橋。東京湾、横浜港を行き交う船を眺めつつの釣りと、ぼんやりが楽しめる大黒海づり公園。次の休みには家族を連れて、訪れてみてはいかがだろうか。
釣り場は堤防の上に釣りデッキが設けられている
横浜・ベイブリッジを眺めながら竿が出せる
釣り場は堤防の上に釣りデッキが設けられている
サビキ釣りではメバルなども来る
管理施設には売店、軽食コーナーなども設置されている
隣接する公園を散策するのもいい